2016年7月20日

食物繊維とは

食物繊維

食物繊維とは

食物繊維は腸内環境改善に大切な栄養素
あらゆる病気に関係していることが研究されています

食物繊維(Dietary Fiber:ダイエタリーファイバー)は、昔は「体に吸収されず、必要な栄養素まで出してしまう食べ物のカス」だと考えられていました。

しかし、20世紀に入てから研究が進み、食物繊維は「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総称※」とされ、体に不可欠な第6番目の重要な栄養素であると位置づけられています。
※植物に含まれる「セルロース」や「リグニン」、「ペクチン」、エビやカニなどの甲殻類に含まれる「キチン」およびキチンから作られる「キトサン」なども食物繊維に含まれます。これらは「ヒトの消化酵素で分解されない」という共通の性質をもっています。

近年の研究では、上記のほか「難消化性のたんぱく質」も食物繊維と同じような働きをすることもわかってきています。さらに、「糖質」についても加熱してから温度が冷えることで一部の性質が変わり、食物繊維と同じような働きを持つことがわかってきており、これを「レジスタントスターチ」といいます。このレジスタントスターチや、トクホ飲料などに使用されているデンプンから作られたマルトデキストリン(難消化性デキストリン)も広い意味での食物繊維に含まれます。

食物繊維の種類

食物繊維には大きく分けると、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」、水に溶ける「水溶性食物繊維」の2種類があります。

①不溶性食物繊維

野菜や穀物などの皮の部分などに多く含まれる長い筋で、ザラザラしているのが特徴です。 繊維状のものと、蜂の巣状のもの、へちま状のものがあります。

【不溶性食物繊維を多く含む食品】
穀類、野菜、豆類のほか、エビやカニなど甲殻類の殻にも含まれています。

②水溶性食物繊維

海藻類や果物などに多く含まれるもので、ネバネバ系のものとサラサラ系のものがあります。

【水溶性食物繊維を多く含む食品】
昆布、わかめ、こんにゃく粉、果物、大麦、オート麦などに含まれています。
昆布を切った時にネバネバして見えるのが水溶性食物繊維です。
ただし、昆布の水溶性食物繊維は粘りが強く、水溶性と不溶性を分けて測定できないので、日本標準食品成分表には総食物繊維しか記載されていません。

こんにゃくは水溶性?不溶性?

こんにゃくの原料(こんにゃく粉)は水に溶けますが、一般的に食べられているこんにゃくになると水に溶けない性質になります。
なぜそのようになるかというと、こんにゃくを固める過程でアルカリ性となり、枝分かれになっている食物繊維がアルカリ性の影響でくっついてしまうことにより、水に溶けない不溶性に変わるのです。
そのため、一般的に食べられているこんにゃくは水溶性ではなく不溶性食物繊維に分類されます。

■出典
食物繊維とは
食物繊維の種類

■記事提供元

食物繊維ラボ

食物繊維ラボ
忙しい大人のための美味しくて体にいい食の推進を行う「大人のダイエット研究所」が運営する『食物繊維ラボ』。腸内環境の改善にも欠かせない食物繊維を、より効果的に より手軽に摂れるよう『ズボラな繊活ごはん』レシピもご紹介。 3分、5分でできる、フライパン1つでできるなど、手軽なレシピが満載です!