Mykinso Pro導入事例まとめ

 

Mykinso Proは医療機関向けの腸内細菌叢(腸内フローラ)解析サービスです。人間ドックのオプションとして提供したり、下痢や便秘、IBS(過敏性腸症候群)・IBD(炎症性腸疾患)で悩んでいる患者様にご紹介したりすることができます。

Mykinsoラボでは、Mykinso Proを導入している医療機関の担当者にお話を伺い、導入のきっかけや活用法についてインタビューしています。導入に迷っていたり、新しい活用法を考えていたりする方にとって参考になればと思います。

Mykinso Proの詳細やお問い合わせ先などについてはこちらのページをご覧ください。

Mykinso Pro導入事例(随時更新)


「腸内細菌の様子がわかれば、病気の早期発見につながります。今まで患者さんが病気だと思っていなかったことが病気だとわかり、治療できるかもしれません。また、治りにくい病気が治る可能性も秘めています」

腸内フローラ相談室で腸内細菌に興味を——特定医療法人社団松愛会 松田病院(静岡県浜松市)


「たとえば、潰瘍性大腸炎の患者さんは、『酪酸産生菌』が少ないと報告されています。Mykinso Proの腸内細菌叢検査を行えば、この菌がどのくらい腸内にいるのかがわかります。ある患者さんは、酪酸産生菌がゼロだという結果が出たこともありました」

難病の原因追及に活用——大島駅前クリニック(東京都江東区)


「整腸剤には、乳酸菌製剤、酪酸菌製剤、消化管全体に作用するよう複数の菌が入った配合剤の3種類があります。腸内細菌の割合を見て、不足している細菌を補うという使い方ができますね。また、腸内細菌の多様性が低い患者さんは、偏った食事をしていることが考えられますから、いろいろな食品を摂るように指導できるでしょう」

消化器症状改善の糸口に——きたやま胃腸肛門クリニック(東京都世田谷区)


「ダイエットのために訪れた患者さんの食事指導が、スムーズに進められるようになりました。『生活習慣がこうだから、あなたの腸はこういう状態なんですよ』と明確に示せるので、説得力が違います」

検査結果をもとに説得力のある食事指導を——マツオ十字堂薬局(東京都渋谷区)


「食事・生活指導をするにあたって、患者さんご自身の目で変化が確認できるものがないかと考えました。腸内フローラ検査であれば、食生活を改善した後の変化が数値として見えるため、導入を決めました」

IBD、IBSのより効果的な治療のために――山田医院(横浜市鶴見区)


「消化器の専門病院だからこそ、従来の検査と腸内細菌検査を組み合わせ、消化器症状の原因検索のアプローチのひとつとして活用することができると考えています。今後、この分野がますます臨床につながっていくことを、期待しています」

全国に先駆けて腸内細菌外来を設立——医療法人山下病院(愛知県一宮市)


「フソバクテリア門の細菌が多く発見されたケースが1件ありました。フソバクテリア門は大腸がんとの関連が示唆されているため直ちに精密検査をすすめました。幸い異常はなく、現在は年に1度のフォローアップをお願いしています」

人間ドックのオプションとしてMykinso Proを活用――中之島クリニック(大阪府大阪市)


「検査してみたら心配していたほど悪くなかった、思った以上に良好な結果だったと安心される方が多いのですが、そこで満足してしまっては何も変わりません。結果を知り、生活習慣を変えて、その後の変化こそ見てほしいですね」

継続的な観察で攻めの腸活を!——東長崎駅前内科クリニック(東京都豊島区)


「医師ドックのオプション検査には、その時々の“旬”を採り入れるようにしています。腸内フローラに関心を持っている医師や職員が多かったことから、導入を決めました」

関心の高さを受けて医師向け人間ドックに導入――福山市医師会・健康支援センター(広島県福山市)


「オプションは通常の健診に追加するものですから、あまり高額ではないもの、具体的には1~2万円に収まるものとしました。結果説明に医師が時間を取られすぎないよう、検査機関からしっかりしたレポートが提供される点も重視しました。そうした中から、世間の関心が高くニーズがあるものをスタッフ全員で話しあって選びました」

健診のハードルを下げて地域の健康に貢献――水戸中央病院・健診センター百合が丘(茨城県水戸市)