2019年1月22日

【腸内細菌叢】2018年に発信した注目記事のご紹介

「Mykinsoラボ」編集長の島田です。2019年もよろしくお願いいたします。

昨年も腸内細菌に関係する多くの研究成果がありました。関連学会の中には、一般向けの市民公開講座を開催するなど、専門家も啓蒙活動に力を入れるようになっています。皆さんの興味・関心が、専門家の研究活動を応援することになるはずです。

自分の腸内細菌にも興味があるという方は、専用キットで調べてみてはいかがでしょうか。Mykinsoラボを運営する株式会社サイキンソーは、医療機関で受ける腸内フローラ検査Mykinso Proを提供しています。自分だけでは結果をどう見ればいいのかわからないという方は、専門家からアドバイスを受けることができます。こちらから導入施設の一覧を見ることができます。

さて、新年を迎えるにあたり、昨年のMykinsoラボを振り返りましょう。昨年の記事の中でも、編集長オススメの記事を5本紹介します。

健康長寿のための腸内ケア―第22回腸内細菌学会・市民公開講座レポート

健康長寿のための腸内ケア―第22回腸内細菌学会・市民公開講座レポート・前編―

健康長寿のための腸内ケア―第22回腸内細菌学会・市民公開講座レポート・後編―

腸内細菌学会で開催された市民公開講座のレポートです。公益財団法人日本ビフィズス菌センター、登壇された辨野先生、中島先生のご協力のもと記事化することができました。それぞれ長寿と病気との関係について解説していただきました。

【Mykinso Pro導入例】全国に先駆けて腸内細菌外来を設立——医療法人山下病院(愛知県一宮市)

【Mykinso Pro導入例】全国に先駆けて腸内細菌外来を設立——医療法人山下病院(愛知県一宮市)

全国でも珍しい腸内細菌外来を設立した病院へのインタビュー記事です。「腸内細菌を調べることで活路を見いだせないか」と考えているようです。

中国広東省7000人の腸内細菌叢とメタボリックシンドローム、経済状態の関係

中国広東省7000人の腸内細菌叢とメタボリックシンドローム、経済状態の関係

メタボリックシンドロームとの関係を大規模に調査した研究成果です。

自閉症へのプロバイオティクス有効性を検証する研究が進行中

自閉症へのプロバイオティクス有効性を検証する研究が進行中

こちらは進行中の臨床試験なのでどうなるかはまだわかりませんが、こういったアプローチもあるという新しい発想が今後も出てくるのかもしれません。

免疫チェックポイント阻害薬の治療効果は腸内細菌叢で決まる?

免疫チェックポイント阻害薬の治療効果は腸内細菌叢で決まる?

この記事は2017年末のものですが、昨年ノーベル生理学・医学賞のテーマである免疫チェックポイント阻害薬の効果と腸内細菌叢が相関する報告が相次いだので紹介します。

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今年もMykinsoラボは、腸内細菌叢に特化したメディアとして、学術論文をもとにした正確な情報提供に努めながら、さまざまな腸内細菌叢ニュースを届けます。どうぞお楽しみに。