2017年4月4日

【MykinsoPro導入例】難病の原因追及に活用——大島駅前クリニック(東京都江東区)

東京都江東区、都営新宿線大島駅に直結する大島駅前クリニックは、2016年の年末に腸内細菌叢検査サービス「Mykinso Pro」を導入した。消化器内科専門医の川崎先生に、検査をどのように活用しているのか、お話を伺った。

患者さんの病気をより詳しく調べるために検査を活用

大島駅前クリニックの診療科目は、内科・循環器内科・胃腸内科・リハビリ科。今回お話を伺った川崎先生は、消化器内科専門医として働いている。

Mykinso Proの腸内細菌叢検査は、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けられた方のうち、川崎先生が検査をしたほうがよいと判断した患者さんにすすめて受けてもらっている。主な検査の対象者は、潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群などの消化器の病気の患者さんだ。

「病名がある程度確定したけれど、もう少し原因を調べたい場合に、検査を受けていただきますね。たとえば、潰瘍性大腸炎の患者さんは、『酪酸産生菌』が少ないと報告されています。Mykinso Proの腸内細菌叢検査を行えば、この菌がどのくらい腸内にいるのかがわかります。ある患者さんは、酪酸産生菌がゼロだという結果が出たこともありました」

酪酸産生菌が作り出す酪酸は、制御系T細胞という免疫細胞を増やすことがわかっている。制御系T細胞は、炎症やアレルギーを抑え、大腸炎も抑えるはたらきがある。つまり、酪酸産生菌が少なかったり全くなかったりすると、制御系T細胞によって抑えられていたはずの大腸炎が起こりやすくなるのだ。

こうして、Mykinso Proの腸内細菌叢検査によって、より病気の実態を詳しく明らかにしたうえで、患者さんに対しては、食生活の改善やサプリメントの摂取などをすすめている。将来的には、検査をしっかり行ったうえで乳酸菌製剤を処方するなど、より確実な治療につなげていきたいと川崎先生は考えている。

検査を受けて自主的に生活習慣を見直す患者さんも

大島駅前クリニックでMykinso Proの検査を導入したのは2016年の年末だ。導入を決めた理由は何だろうか。

「もともと腸内細菌に興味があり、腸内細菌についての講演会も聞きに行って、さらに強い興味を持ちました。そして、2016年の年末にMykinso Proの説明会に参加し、導入を決めました」

Mykinso Proは、現時点で腸内細菌叢の検査ができるほぼ唯一の検査ということが導入の決め手となった。検査結果のレポートが患者さんにとってわかりやすいことも気に入っているという。

導入から約3か月で、Mykinso Proの検査を受けた患者さんの数は約30人。かなり多くの患者さんが検査を受けているといえよう。自分が痩せやすい体質だと思い込んでいたのに、検査結果では「遺伝的に太りやすい体質だ」と出てきたことで、食生活などの生活習慣を見直すきっかけにもなっているそうだ。

最後に、Mykinso Proの検査に今後望むことを伺った。

「検査結果が出るまでに6週間かかるのが、患者さんにとってはハードルが高いと感じるかもしれません。もう少し早く結果が出るといいですよね。また、今のところは乳酸、酪酸、エクオールと、腸にメリットのある物質を産生する菌については検査できますが、今後は体によくない物質を出す菌についても検査してもらいたいです」

Mykinso Proのさらなる発展に期待しているようすだった。

■病院情報

大島駅前クリニック http://www.ojima-ekimae.jp

診察科:内科・循環器内科・胃腸内科・リハビリ科

お問合せ:03-5626-3777 info@ojima-ekimae.jp