ライター紹介
大塚 おおつか たかし
科学ジャーナリスト
大手新聞社の科学部で長年、医学や医療、基礎科学や宇宙など科学全般について取材。米国ワシントンDCに科学担当特派員として3年間駐在、ハーバード大医学部をはじめ、全米各地の医療機関、国立保健研究所(NIH)などさまざまな医学研究、医療の現場を取材した。現在はフリー。

このライターが書いた特集

腸内細菌と人体の不思議な関係1

2016年6月25日
ヒポクラテスの予言? 「すべての病気は腸に始まる」というヒポクラテスの言葉が、世界の医師や医学研究者の間で新たな注目を集めている。ヒポクラテスは紀元前5世紀に活躍し、それまでの呪術的な治療とは異なり、病気を自然現象と考え…

コラム4 – 腸内細菌が肥満を予防?カギは短鎖脂肪酸

2016年6月25日
2013年、米科学誌サイエンスに腸内細菌が肥満に影響するという研究成果が発表された。論文を発表したのはミズーリ州にあるワシントン大のジェフリー・ゴードン教授のグループ。   腸内細菌と肥満に直接の関係があるかど…

コラム1 – うんちは腸内細菌のかたまり

2016年6月25日
便(うんち)が腸内細菌のかたまりということはご存じだろうか。食事内容によって大きく異なるが日本人の平均的な排便量は125㌘から180㌘程度だという。以前、イギリスの医師がアフリカの田舎に住む人とイギリスの学生の排便量を調…

腸内細菌と人体の不思議な関係4

2016年6月25日
食事内容が腸内細菌を変える それでは腸内細菌を健康に保つためにはどうすればいいのだろうか。 面白い海外の研究がある。14年7月、ゲノム・バイオロジーというこの分野の一流専門誌に掲載されて、世界的な反響があった。米ハーバー…

コラム3 – 乳酸菌で長生きできる?

2016年6月25日
免疫の研究で1908年にノーベル医学生理学賞を受賞したロシア(現在のウクライナ出身)のイリア・メチニコフはヨーグルトに含まれる乳酸菌が長寿に有用だとする「ヨーグルト不老長寿説」を唱え、自らも実践したことで知られている。長…

腸内細菌と人体の不思議な関係3

2016年6月25日
欧米で注目される便移植 急速に進む腸内細菌の研究は病気の治療など臨床にも応用され始めている。 クロストリジウム・ディフィシル感染症というのは、あまりなじみのない病名だが、米国の感染症対策の中心、疾病対策センター(CDC)…

腸内細菌と人体の不思議な関係2

2016年6月25日
細菌叢は一生のうちに大きく変化 最近の研究で、私たちの身体に住み着いている常在細菌は口の中が約100億個、皮膚が約1兆個、胃が約1万個、小腸が約1兆個、大腸が約数百兆個、泌尿器や生殖器が約1兆個であることがわかってきた。…

コラム2 – 次世代シーケンサーが大きな武器に

2016年6月25日
ここ数年、腸内細菌の研究が劇的に進み始めたのは、米国が進めたヒトゲノム解読プロジェクトの成果のひとつともいえる。ヒトの全遺伝子情報を解読するゲノムプロジェクトは2000年に概要の配列、2003年には詳細な配列が解読されて…

コラム5 – 抗生物質は腸内細菌の大敵

2016年6月25日
抗生物質の発見は医学の分野で20世紀最大の成果のひとつだ。1928年のペニシリンの発見で、それまで不治の病とされた感染症の多くが治療可能となり、多くの人命を救った。その後、次々に発見された抗生物質が新たな病気の治療に使わ…