ライター紹介
笠原 かさはら 和之 かずゆき
博士研究員、循環器内科専門医
神戸大学大学院医学研究科循環器内科学修了。心血管病や生活習慣病における宿主と腸内細菌の相互作用を研究するため、現在は米国ウィスコンシン大学で博士研究員として勤務している。■ResearchGate:https://www.researchgate.net/profile/Kazuyuki_Kasahara

このライターが書いた記事

腸内細菌叢にも24時間リズムがある、時差ボケは肥満につながるかも

2017年11月15日
2017年のノーベル生理学医学賞は「概日リズムをつかさどる分子メカニズムの解明」に貢献した米ブランダイス大学のホール博士(Jeffrey C. Hall)とロスバシュ博士(Michael Rosbash)、ロックフェラー…

神経難病「多発性硬化症」に関わる腸内細菌が見つかった!

2017年10月24日
多発性硬化症(MS)という病気はご存じでしょうか。MSは、脳や脊髄、視神経に炎症性の病変ができ、視力障害や手足の麻痺、感覚障害といった症状が現れる慢性の神経疾患です。このMSについて、米国科学アカデミー紀要から2報同時に…

食事と腸内細菌がいかに老化に影響するか

2017年8月22日
前回(腸内細菌が作るコラン酸が線虫の健康寿命を延ばす)にひきつづき、老化と寿命のお話です。今回は、線虫やショウジョウバエを用いた研究から明らかになった、腸内細菌が寿命に影響を与えることを表すいくつかの例をご紹介します。1…

腸内細菌が作るコラン酸が線虫の健康寿命を延ばす

2017年7月25日
医学の進歩により、現在の日本は4人に1人が高齢者という超高齢化社会に突入しています。そのような社会において、病気をしないで元気に年をとること、加齢に伴う病気にかからないことは、健康を維持するのみならず、膨大な社会保障費を…

パーキンソン病では短鎖脂肪酸は悪者になる?

2017年6月27日
腸脳相関という言葉があらわすように、腸と脳はたがいに密接に関わっていることが最近わかってきており、その関係の中で腸内細菌叢は大切な役割を果たしています。今回は、神経難病のひとつであるパーキンソン病における腸内細菌の役割を…

動脈硬化と腸内細菌叢の研究はここまで来た——20億円規模の研究も進行中

2017年5月16日
前回は動脈硬化と腸内細菌のつながりについて、TMAOという物質を中心にお伝えしました。しかし実際には、TMAO以外にも様々なかたちで腸内細菌が動脈硬化に関わっていることがわかりつつあります。今回は、それらを私たちのデータ…

動脈硬化と腸内細菌叢をつなげる物質TMAOとは?

2017年4月18日
アメリカの細菌学の研究室で「宿主と細菌叢の連関」をテーマに研究をしている笠原和之です。腸内細菌叢はさまざまな健康状態や病気と広くかかわっていますが、今回と次回の2回にわたって、私の研究分野である動脈硬化と腸内細菌のつなが…

循環器内科医が腸内細菌を研究することになった理由とは?

2017年3月21日
はじめまして。循環器内科医であり、いまはアメリカの細菌学の研究室で「宿主と細菌叢の連関」をテーマに研究をしている笠原和之です。これから、研究の現場から腸内細菌に関するニュースやトピックなどをお届けしていきたいと考えていま…